昨日、当店であわや潜水事故の事例が発生したので、ご報告いたします。
当該ダイバーは経験本数80本程度で、50歳代の男性です。
雲見では初めてのダイビング。
前日に、東伊豆のビーチポイントで3本潜ってからのご来店でした。
東伊豆でのダイビング後、夕方、当店に到着してから、翌日の朝8時過ぎに雲見でエントリーするまで、特に異常は感じられませんでした。
しかしダイビング開始から15分後に、体調不良を訴えられ、チーム全員で浮上。
浮上するまでは自力で泳いでいましたが、水面で意識を失われました。
当日の海況は波・うねり、流れなどがない穏やかな状態。
これは本当に運がよかったです。
ダイビングボートで意識のない当該ダイバーを収容した後、波止場で酸素投与を実施。
その後意識は戻りましたが、救急車で病院へ搬送。
救急車には私も同乗しましたが、車内では救急隊員からの質問にも答えられていました。
救急車からドクターヘリに引き継がれ、ヘリで病院へと搬送されて行きました。
私はヘリに乗ることはできないので、自分の店に戻って待機となりました。
その後、搬送先の病院よりご本人からご連絡をいただきました。
減圧症の兆候は認められず、現在は比較的安定した状態である事。
一応、1日入院して様子を見るとのことでした。
何はともあれ、深刻な症状が無くて本当に良かったです。
お大事になさってくださいませ。
また、当該ダイバーを波止場へと運んだ際、手を貸してくれたダイバーの皆様。
偶然その場に居合わせて、当該ダイバーの酸素投与などしてくださった医療関係の皆様。
お陰様で大事に至らずに済みました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。
本当にありがとうございました。