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初・石垣島ひとり旅顛末【2017年3月14日】

今回のブログはいつもと違う、旅行エッセイ風にお届けします!
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ふと気がつくとマイルが貯まっていた。
たまたま私が行く旅先は、モルディブにしても沖縄にしてもJAL系の航空会社である。近所のスーパーの電子マネーでも(微々たるものだが)JALのマイルが貯まる。さて、どこに行こう?
そんな思案からこの旅は始まった。
そこで思い出したのが姫野夫妻のこと。
姫野夫妻は石垣島でダイビングショップを営む、ふたりしてガイドのご夫婦だ。
姫野さん達は以前、雲見で1年間働いていたことがあった。
しかーし脳内記憶装置の容量が少ない私は、古いデータから順に自動消去するという特技を持っている。姫野夫妻もこの自動消去の対象となって忘れ去っていた。
劇的な再会(?)は2014年のモルディブクルーズ。同じ船に乗り合わせたのだ。さすがに1週間同じ船上にいれば私の脳内の奥深い所にインプットされて消去されることはなくなった。だから今回の旅先をどこにするかという思考の先に、すぐに思い出されたのだろう。
ちなみに上の写真は2014年、モルクルでの一コマだ。
中央で黒いTシャツを着ているのが姫野美紗子さん。マンタを見ている。
さて、JALマイレージのWEBにアクセス。石垣島へのフライトを検索してみる。
うん、ある。日程も問題ない。すぐに手続きをする。
なんとチケットが確定した時点で「新しいiPhoneをお持ちなら『Wallet』にチケットを登録して『タッチ&ゴー』できます」と表示された。お持ちです、お持ちです!
こうして、期せずしてiPhoneの新しい機能を試す機会も得た。
さて、当日。
羽田0640発JTA071便石垣島の直行便が私のフライトだ。
満を持して、iPhone片手に保安検査場へ。
あ、あれ?反応しない。慌ててiPhoneの画面を見るとスリープしていた。はは、すいません。(軽く動揺)
すぐに起動させてもう一度かざす。
・・・あれれ!確かにチケットが表示されているのに、やはり反応しない。(激しく動揺)
すると検査場の若い係員(イケメン)が冷静な口調で言った。
「バーコードを読み込ませて下さい」
えぇっ!?そんな、原始的なことなの?
だってSuicaはiPhoneが起動していなくても、表とか裏とか気にしなくてもちゃんと読み込むよ!
脳内ではそんな反論がフラッシュのように閃いたが、もちろん大人な私は幼稚な口答えなどしない。
イケメン君に感じのいい笑顔を向けて「ああ、失礼」みたいなことを口の中でもごもご言いながら這々の体でその場を退散した。
うん、私の体当たりなチャレンジのお陰で、貴重な知見を得ることが出来た。
何事も科学の進歩はトライ&アウト。今後もこの精神を忘れずに行こう。旅の恥はかき捨てだし。
イケメン君はなかなか好みだったし。さすがに彼の写真は無い。

さて、定刻の午前10時ぴったりに石垣島に降り立った。機内ではかわいい女子二人連れと意気投合して、このあと一緒にドライブに行くはずだったが、私の隣はラブラブカップルでつけいる隙無し。通路隔てた反対側はおっさん。前の席は小さい子供を連れたご夫婦。後ろはうるさい若者の団体。つまり孤立無援。群集の中の孤独。妄想は初っぱなから現実との乖離を引き起こす。
なに、かわいい女子二人連れと出逢うチャンスはこの先幾らでもある。
気を取り直して空港でレンタカー会社のピックアップを待つ。今回、ショップの送迎はない。
あれ?来ない。おかしいなぁ、予約した時はちゃんと空港でのピックアップをお願いしたのに。
いらいらしながら、iPhoneを操作してレンタカー会社の電話番号を表示させる。
あ、相手から電話かかってきてるのに気がつかなかった。え、建物の外にいるの?なんだ。(*^Д^)=з
迎えに来てくれた感じのいいレンタカー会社の社員に何故外で待つのか聞くと、中に入ってはいけない規則になっているという。う〜むそこには離島ならではの複雑な事情が絡んでいるような気がする。だが、めんどくさいのでスルーして話題を転じる。
石垣島って地形は平らなんですね。
微妙な間の後、石垣島は離島の中では高い山がある方だ、とやんわり言い返された。
あ、そ? 車窓からふり向くと、ほんとだ。進行方向の反対側には幾つか小高い山が見えていた。
まあ、石垣来るの初めてだしね。進行方向と逆で見えなかったし。
空港から20分程走って市街地に入り、やがてレンタカー会社に到着した。
ここで私にあてがわれた車は橙色だった。うーんアイダイブのテーマカラーを知ってわざわざその色の車を用意してくれるとは、なんと気がきいていることか。楽円レンタカー、やるな!
手続きしてくれた女性係員から重要な情報をふたつ仕入れた。
「今日は台湾から豪華客船が来る日です。街の中には台湾の人が大勢いるし車を借りて走る人もいる。台湾は日本と違って右車線なので慣れていない。気をつけて下さい。豪華客船はお泊まりのホテルの近くに停泊しています」
これがひとつ目。ふたつ目は
「お土産を買うならユーグレナモールがいいですよ」
どちらも有益な、地元ならではの情報だ。ありがとう!脳内メモリに素早くこの情報ふたつを書き込んでさっそく走り出した。まずは、その豪華客船とやらを見に行こう。
でかい。週2回来ているそうだ。え、そんなに!?
確かにぞろぞろと大勢の人が降りてくる。そっかーインバウンドで日本の経済が活性化しているっていうのはホントだったんだな。外国人どころか日本人観光客も(ほとんど)来ない松崎町にいると分からなかったが、お陰で実感することができた。
さて、次はどこへ行こう。有名な川平湾でも見に行こうかな。
きっとそこにかわいい女子二人連れがいるに違いない。
自分の妄想に気をよくしてさっそく走り出す。
あ、そだ。その前に一応ダイビングショップの場所だけ確認しておこうかな。姫野さん達今日は海に行っていない筈だけど。まあ、場所だけでも。

ところが会えちゃいました。姫野輝之さん美紗子さん夫妻、スタッフのカズ君こと高見一幸さん、そしてお客様の「かいちゃん」という若い女性。ちょうど4人で食事に行こうとしていた所で、私も一緒に行くことに。
ほんとは今日かいちゃんが潜りに行くはずだったけど、強風で潜れる場所が限られる為やめたんだって。
行き先は「たけさん亭」という焼き肉屋さん。美紗子さんが店に予約の電話を入れると、既に台湾人観光客でフルブッキングだとか。わーお!石垣島経済に間違いなく多大な貢献をしてますな、タイワニーズ。
次善の策で「さいごー家」というお店に行くとに。
私はランチの照り焼きチキン乗せカレーを注文。
スパイスがきいてて不思議な味。おいしかった!
けど、石垣島らしさは無し。と、その時は思ったのだが・・・?
翌日の再会を約し、ひとり川平湾へ。ゆっくりと初めての道を走る。
考えてみれば、もう長いこと全く初めての場所へ行ったり、車を走らせたりってこと無かったかも。
新鮮な気分だ。あと足りないのは会話の弾む旅の道づれくらいか。
さあ、川平湾に着いた。かわいい女子二人連れはいるかなぁ・・・?
いたのは、ここでも大型バスで乗り付けた台湾人観光客の面々だった。( ̄Д ̄;)
上記が、今回私が走ったルートだ。意外に広いんですね、石垣島って。
高い地形があることもよーく確認出来ました。私の認識不足でした。と、レンタカー会社の社員さんに心の中で頭を下げる。きっと私の誠意は伝わったことだろう。
レンタカーを返した私はホテルへと送ってもらった。今回はふたつのホテルをハシゴする予定だ。
初日はルートイングランティア石垣。大きな大浴場のあるのが売り。
ひと休みした後、夕食を食べに街に出ることにした。
行き先は「たけさん亭」そう、ランチを食べ損ねた店だ。美紗子さんイチ押しだし、昼に悔しい思いをしたのでひとりで仇を討ちに行こうというわけだ。店の名前も、西伊豆の某・有名ガイドさんを思い出して、初めてな気がしない。
石垣牛、サイコー!文句なし!オリオンビールもうまい!
・・・けど、一人焼肉、寂しいなぁ。かわいい女子二人連れに出逢えなかったことが悔やまれる。
ひとり旅の旅情をたっぷりと噛みしめながら、店を出て街中を散策することにした。
全く土地勘のない場所だが、昼間レンタカーで少し走ったのとiPhoneのグーグルマップのお陰で迷子にはならない。しかし大都会だなぁ、石垣って。松崎町を1としたら100くらいにぎわっていますね。お店の数ハンパ無い。
そう言えばうちの奥さんが一輪挿しの下に敷く手頃なコースターがあったら欲しいって言ってたなぁ、探してみるか。
そこで見つけたのがこのお店。みんさー織専門店だって。入ってみよう。
あったあった。いやーしかしどれもおしゃれなデザインだなぁ。
見てるとあれもこれも欲しくなる。うん、危険だ。必要なものだけ手に入れたら退散しよう。
とりあえずみんさー織のコースターをゲットして、店を出た。また、ぶらぶらと歩き出す。
すると、こんな店を見つけた。
なになに、「一魚一会」、中ではギターと三線でミニライブの真っ最中。楽しそうだ。
よし、明日はこの店で夕飯とライブを楽しむことにしよう。
さて、次はレンタカー屋さんのお姉さんが教えてくれたお土産を買うならって場所に行こう。
・・・何ていう所だっけ?
素早く脳内メモリーを検索する。
お、思い出せない。
そこで私は慌てず騒がず冷静にレンタカー屋さんに電話して聞いてみた。
「す、すいません、あのー受付してくれた女性が教えてくれたんですが・・・(しどろもどろ)」
電話に出た人は送迎してくれた男性でも受付の女性でもなかったが、ちゃんと教えてくれた。
そう、ユーグレナモールだ!
ずらりとお土産物屋が並んでいる。抜かりなく中国語も見える。
まあ、でもお土産買うのはまだ早いよね。場所を確認しただけで満足した私は、ホテルへと引き返した。
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やっと初日が終わったよ!まだまだ続く。
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いよいよダイビング初日。ホテルでピックアップしてもらって、波止場へ。
これが「クマさんのダイビングショップ」が誇る「グレートベア号」だ!
ご覧の通り、かなり大きな船。エンジンの余熱を利用した温水シャワーも、トイレも完備されている。
まだ北風の余韻が残っていたので、石垣島エリアは避けて、竹富島・黒島方面へ。
この日のダイビングの様子は「クマさんのダイビングショップ」の「Himechanzブログ」に詳しいので、そちらを参照していただこう。
「2017シーズンの始まりは離島☆」
これは決して手抜きとかメンドクサイ、ということではない。
さて、ダイビングを終えて店に戻ってロギング。ここで今日の夕飯の話が出た。
私は昨日見つけた「一魚一会」の話をした。で、一緒に潜ったかいちゃんとふたりで行くことになった。
やーれやれ、ようやくひとりぽっちの寂しい夕食を免れた。かいちゃん、おじさんに付き合ってくれてありがとう。
一旦、ホテルに送迎してもらう。今日は宿を引っ越してベッセルホテルに宿泊だ。
一応、店に電話を入れてみる。女の子を連れて行ったはいいけど入れません、じゃ洒落になんないもんね。
え!今日はライブやらないの!まぢか〜。
そしたら電話のお姉さんが親切に教えてくれたのが姉妹店の「うさぎや」。
本館と新館とあるようだが、今日はどちらも7時からライブをやるとのこと。お姉さん、ありがとう!
さっそく本館に電話してみるが出ない。買い物にでも行っているのかな?
若干ドキドキしながら新館にTEL。ヤッタ出た!予約も取れた。(*^Д^)=з
かいちゃんと730交差点で待ち合わせて、うさぎや新館へ。一魚一会がダメだった理由も説明する。
店は、最初はすいていたが、どんどん混んできた。
ライブが始まるまで時間があったので、我々は今日のダイビングの無事を祝してオリオンビールでありかんぱい!
料理は沖縄っぽいやつ。ありかんぱい!
石垣島に来てやっとチャンプルーとかそういう料理にありついた。
いい感じにお腹もいっぱいになってきた所で、いよいよライブが始まった。
このお姉さん、三線うまい。歌もうまい。それに高い声。独特の節回し。素人じゃないね、うん。
途中、料理を運んでいたお兄さんが太鼓を叩いて踊る一幕もあった。かっこいい!
さらに。スタッフ総出で盛り上げる。楽しいなぁ。
ただ、お会計はふたりでイチマンエン。ちっと高い。ビール2杯ずつしか飲んでないのに。
やっぱ、ライブ代込みなんだなぁ。
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2日目終了!折り返しは過ぎました!
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翌日のダイビング。やはりこちらを参照していただこう。
「石垣島大崎エリアでまったりダイブ♪」
ついでに動画も載せちゃう。

うん、ダイビングに関してはこれでばっちりだ。もちろん、これは手抜きなどではない。
タダでさえ長いこのブログを飽きさせない為の工夫である。
え、長すぎる。もう飽きたって。まーまーそう言わずにもうちょっとおつき合い下さい。
ダイビングが終了したので、器材はホテルへ持って帰ってきた。ベッセルホテルにはダイバー専用の、しかも鍵のかかる個室の器材干し場がある。これはすごい。奥に器材洗い場もある。
フロントで鍵をもらう時にデポジット1,000円を渡す。しかし鍵を返せばこのお金は戻ってくる。
つまり無料だ。これはいい。次来る時はS字フックやハンガーを持参しよう。そうすればもっと楽に干せるはずだ。
そして最後の晩餐へ。今日はまた、ひとりで街へと繰り出す。
私がよく行く久米島には、定宿のイーフビーチホテルから歩いて数分のところに手頃な値段で沖縄食材をたっぷりと楽しませてくれる居酒屋が数軒ある。が、石垣島ではまだそういう店に出逢っていない。
私が本当に行きたいのは、観光客も地元の人も等しく足を運ぶような安くて美味い、いかにも沖縄らしい店である。
頼みの綱はジモピーの姫野さん夫妻だが、おふたりは全くお酒を飲まない。ので、アテにできない。
ネットもダメだ。クチコミもレビューも信用出来ない。それに店の数が多すぎていちいち目を通していられない。
ここはいっちょ、自分の勘を信じて足で探してみよう。
で、見つけたのがここ。薄暗い路地に一軒だけぽつんとある。オリオンビールと書かれた提灯がひとつだけ、わびしく揺れている。いかにも怪しげなその佇まいがそそる。冒険心をくすぐる。
仮に気むずかしいおじいが店主でも、一見さんお断りでも、常連のたむろする観光客まっぴらごめんな雰囲気でも、あえて突っ込もう。せっかくの石垣島旅行。最後にひとつくらい武勇伝を残しておきたい。
で、結論から言うと、外見はともかく中は普通でした。料理も、一応沖縄っぽいメニューもあったけど、どちらかというと内地よりな構成でした。常連さんも見えたけど、仲のいいカップルだったりして、店の雰囲気は和やかでした。ちなみにお店の名前は「居酒屋はるいち」です。
ちっ。これじゃあ血湧き肉躍る冒険譚にはならんじゃんか。
と、心の中で毒づきながら、大人しくひととおり料理を食べて、店員さんと軽く会話も交わして、「おいしかったです〜」とか言いながら店をあとにした。オレってオトナ。
このあと、ユーグレナモールでお土産を物色。
レジのかわいいお姉さんに「おみやげでもらったら、何が嬉しい?」と聞くと、そのお姉さんが嬉々として教えてくれたのがこのお菓子。石垣島やわらかマンゴーケーキ。へー、じゃあそれ、3つ下さいっ!
これ、Vt.dayにチョコをくれたお客様へのお返し用に買ったのだが・・・。
ショウミキゲンガミジカイ。
ってことに、あとから気がついた。(*´Д`)=з
渡せないじゃん。かろうじてひとつはお渡し出来たけど・・・。あとは食べるか、自分で。
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3日目終了。あと、帰るだけ。もう少しの辛抱です。
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帰りは空港までどうするか。姫野さん達は空港との送迎をしていない。ホテルも特にバスを運行していない。
フロントで聞くと、離島ターミナル前のバス停から空港行きのバスが30分おきに出ているという。じゃ、帰りはそれを使うか。ここで私が歩いた石垣の街をざっくりと紹介しておこう。
だいたい徒歩10分〜15分以内の所に全て収まっている。
そういう点では便利で楽しいかもしれない。
こうして、私の初・石垣島ひとり旅は終わった。
もちろん、帰りの機内でもかわいい女子二人連れに会えなかったことは言うまでもない。
もし私と夜のディープな石垣島を探索してみたいと希望される方がいたら、ぜひ声をかけていただきたい。
今度こそ、観光客お断りなネットには載っていない店で、沖縄料理を堪能したいものである。

【アイダイブからのお知らせ】

今年の「アイダイブ的モルディブクルーズ2017」は 2017年11月18日(土)〜25日(土)の予定です!

雲見の地形が好きなら一度は見ておきたい宮古島!今年も行きますよ!詳しくはこちらをご覧下さい。

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