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春色の雲見【2014年3月22日】

ポイント名 雲見
1ダイブ目:牛着岩 水深26mのアーチ → 島前
2ダイブ目:牛着岩 24ブイ → ブルーコーナー
3ダイブ目:牛着岩 大牛の洞窟
天気 晴れ
風向 ほとんどなし
流れ なし
波・うねり 軽いうねり
気温 13℃
水温 13℃〜14度
透明度:5m〜6m
透視度:5m〜6m

3ダイブ牛着岩ver.9.0今日はおひとり様がふた組2名様でした。
昨日は強風で大荒れでしたが、今日は多少のうねりはあるものの概ね問題のない海況でした。透明度は落ちてしまいましたが、今の時期むしろこれが普通の状態です。いわば春の色に染まった海、というわけですね。
まずはこの人にご挨拶。今日は写真を撮るのに邪魔なクロホシイシモチ君たちはいませんでした。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAネコザメのいる穴の周りには大きなヒラメが4匹も。肉厚です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAここから生き物を探しながらゆっくりと水路方面を移動していきました。途中でウミウシの大きいのや小さいの色々見れましたね。たとえば、ガヤの根元でタマゴを産んでいる和名のないドト・ラケモサ、ゲストがみつけたヤグルマウミウシコモンウミウシ、小さすぎて撮ってもらえなかったシラユキウミウシミツイラメリウミウシ、レアキャラのボブサンウミウシ、そして青い点々がきれいなミヤコウミウシです。
DSC00962ミヤコウミウシキンメモドキでいっぱいのH型のトンネルを通った後、ワライボヤマツカサウミウシ(仮称)クロスジリュウグウウミウシ亜科の一種1(下記画像)を見ました。
DSC00968クロスジリュウグウウミウシ亜科

最後、浮上間際にミスガイも見てお腹いっぱいで浮上です。
DSCF7029ミスガイ 2本目は24ブイでエントリー。まずハナタツイボイソバナガニのメスとチェック。ずっとペアだったイボイソバナガニのオスのほうが今日は見あたりませんでした。そしてカイカムリです。顔がつきだしたカイメンに隠れて目だけ目立っていますね。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAこのあと情報のあった2個体目のハナタツを探しに行ったのですが、みつかりませんでした。
でもシュスヅツミサラサウミウシサガミリュウグウウミウシなど見る事が出来ました。

3本目、ゲストのうちお一人は潜らなかったのでマンツーマンダイブになりました。
主に大牛の洞窟周辺でゆっくり生き物を探す作戦です。最初にみつかったのはクロミドリガイ。以前はセトミドリガイとされていましたが、頸部の白い斑点のあるなしは種内変異とされて、このふたつは同一種と見なされることになりました。
DSCF7035クロミドリガイ(セトミドリガイ)それからセンヒメウミウシヒブサミノウミウシを見たあと、久しぶりにみつけたのはハナショウジョウウミウシです。
DSCF7037ハナショウジョウこのあと雲見ならではの魚、洞窟内に生息するサクラテンジクダイアカネテンジクダイを観察。サクラテンジクダイのほうはすごく数が増えていましたね。

それからさらにヘリシロイロウミウシサクラミノウミウシをゲット。浮上間際にはアカエラミノウミウシも見ることが出来ました。
DSCF7046アカエラミノ次の写真は3本目潜らなかったゲストが撮ったものです。我々が3本目を潜っている間に浅間神社の一番高い展望台まで行かれたんですね。天気がよく風もほとんどなくて気持ちよかったそうです。日差しが明るくてもう大気は春の色を宿していますね。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA本日の写真提供はMuraさん、Monmaさんです。ありがとうございました。

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