ポイント名 雲見
1ダイブ目:牛着岩 水深26mのアーチ → 島前
2ダイブ目:牛着岩 24ブイ → ブルーコーナー
3ダイブ目:牛着岩 大牛の洞窟
天気 晴れ
風向 ほとんどなし
流れ なし
波・うねり 軽いうねり
気温 13℃
水温 13℃〜14度
透明度:5m〜6m
透視度:5m〜6m
今日はおひとり様がふた組2名様でした。
昨日は強風で大荒れでしたが、今日は多少のうねりはあるものの概ね問題のない海況でした。透明度は落ちてしまいましたが、今の時期むしろこれが普通の状態です。いわば春の色に染まった海、というわけですね。
まずはこの人にご挨拶。今日は写真を撮るのに邪魔なクロホシイシモチ君たちはいませんでした。
ネコザメのいる穴の周りには大きなヒラメが4匹も。肉厚です。
ここから生き物を探しながらゆっくりと水路方面を移動していきました。途中でウミウシの大きいのや小さいの色々見れましたね。たとえば、ガヤの根元でタマゴを産んでいる和名のないドト・ラケモサ、ゲストがみつけたヤグルマウミウシ、コモンウミウシ、小さすぎて撮ってもらえなかったシラユキウミウシ、ミツイラメリウミウシ、レアキャラのボブサンウミウシ、そして青い点々がきれいなミヤコウミウシです。
キンメモドキでいっぱいのH型のトンネルを通った後、ワライボヤマツカサウミウシ(仮称)とクロスジリュウグウウミウシ亜科の一種1(下記画像)を見ました。
最後、浮上間際にミスガイも見てお腹いっぱいで浮上です。
2本目は24ブイでエントリー。まずハナタツ、イボイソバナガニのメスとチェック。ずっとペアだったイボイソバナガニのオスのほうが今日は見あたりませんでした。そしてカイカムリです。顔がつきだしたカイメンに隠れて目だけ目立っていますね。
このあと情報のあった2個体目のハナタツを探しに行ったのですが、みつかりませんでした。
でもシュスヅツミやサラサウミウシ、サガミリュウグウウミウシなど見る事が出来ました。
3本目、ゲストのうちお一人は潜らなかったのでマンツーマンダイブになりました。
主に大牛の洞窟周辺でゆっくり生き物を探す作戦です。最初にみつかったのはクロミドリガイ。以前はセトミドリガイとされていましたが、頸部の白い斑点のあるなしは種内変異とされて、このふたつは同一種と見なされることになりました。
それからセンヒメウミウシやヒブサミノウミウシを見たあと、久しぶりにみつけたのはハナショウジョウウミウシです。
このあと雲見ならではの魚、洞窟内に生息するサクラテンジクダイとアカネテンジクダイを観察。サクラテンジクダイのほうはすごく数が増えていましたね。
それからさらにヘリシロイロウミウシやサクラミノウミウシをゲット。浮上間際にはアカエラミノウミウシも見ることが出来ました。
次の写真は3本目潜らなかったゲストが撮ったものです。我々が3本目を潜っている間に浅間神社の一番高い展望台まで行かれたんですね。天気がよく風もほとんどなくて気持ちよかったそうです。日差しが明るくてもう大気は春の色を宿していますね。
本日の写真提供はMuraさん、Monmaさんです。ありがとうございました。
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