この所、南西の風がずっと吹いています。
今日もこの風のせいか、波とうねりがあって、エントリーエキジットや、安全停止がしにくかったですね。
でも特に制限も無く、潜り終わりましたよ。
1ダイブ目:牛着岩(うしつきいわ)24ブイ → ブルーコーナー
2ダイブ目:牛着岩(うしつきいわ)グンカン → 大牛の洞窟
天気 晴れ
風向 南西の風
流れ 下り潮少々
波・うねり 浅場にうねりと風波あり
気温 33℃
水温 21℃〜27℃
透視度 → :3m〜6m
透明度 ↓ :4m〜7m
今日はオリンパスのコンパクトデジカメTG6をお持ちのお客様と潜ってきました。
カメラの練習をしたいとのこと。
いいですね〜、行ってみましょう!
TG6には5つの水中シーンモードがあります。
「水中スナップ」「水中ワイド」「水中マクロ」「水中顕微鏡」「水中HDR」
ですね。
このうち「水中スナップ」はスノーケリング時など水面や浅瀬での使用を想定したモードなので、ダイビングでは使わなくていいと思います。
残りの4つを、被写体に応じて使い分ければ、簡単にきれいな写真が撮れますよ〜。
まず、ワイド写真は「水中ワイド」モードで撮ればOKです。
「水中HDR」モードは露出の違う複数枚の写真を撮って、カメラが合成してくれるモードです。
水面や洞窟、沈船内部など、明暗差の大きいところで威力を発揮します。
どちらか迷ったら、両方撮ってみるのも面白いですね。
その結果、好きだなと思えた方がいい写真って事だと思います!
「水中ワイド」でテングダイ。
小さい生物は「水中マクロ」と「水中顕微鏡」のどちらかのモードで撮ります。
私はだいたい被写体の大きさが3cmを越えたら「水中マクロ」。
それより小さければ「水中顕微鏡」で撮っています。
でも、迷ったら両方で撮ってみるのもいいですね。😄
「水中顕微鏡」モードでアカホシカクレエビ。
このモードはズームをかけて撮ったほうがより被写体を大きく撮れます。
また、レンズ面から被写体まで最短1cmまで寄れるので、被写体を驚かさない程度に、出来るだけカメラを近づけて撮りましょう!
モードの選択も大切ですが、それよりも。
カメラを構えた時の態勢が重要です。
カメラを構える前に、出来れば左手で岩をつかみ、両方のヒザも岩に着けて、3点支持で体を安定させましょう。
左手でライト、右手でカメラは無謀な試みです。
体を安定させることが出来ず、ほぼ確実にブレブレの写真になっちゃいます。
その時に体が浮き気味になるなら、少しBCからエアを抜いてマイナス浮力にするのも、アリですね。
次にカメラを持った右手をそっと被写体に寄せますが、出来れば被写体の真上から撮る「上から目線」撮影よりも、カメラの目線を被写体と同じ所まで下げて撮ったほうが、生き物の表情が分かると思います。
その時に、カメラを持った右手を被写体のいる岩などに着けると、カメラが動かずにブレない写真が撮れるので、オススメです。
カメラを持った手を岩に着ける時は、くれぐれも被写体を驚かさないように、そっとです。
態勢が整っていないと、派手に手をついて余計なゴミを巻き上げることになりかねないので、ご注意を。
「上から目線」撮影だと、被写体の背中しか撮る事が出来ず、平坦な写真になりがちです。
目線を下げれば被写体の正面、側面、上面と3つの面を撮ることが出来るので、立体的な写真になりますよ。
ピントは、ウミウシなら触角。
魚やエビカニ類なら目に合わせると、グッドです。
天井から生えているソフトコーラル。
ライトを当てると、とてもキレイです。
でもまっすぐ当てると浮遊物が写り込んでしまいますね。
レンズの軸に対して、少し角度をつけてあげると、浮遊物が写り込みにくくなりますよ。
2本目もカメラの練習、続行!
これは狭い場所にいる引きこもりカエルアンコウ。
こちらは大牛の洞窟にいるオオモンカエルアンコウ(暫定の推定)。
もうすぐ交接しそうな態勢のキイロウミウシ。
上側のウミウシは体の側面の交接器官が見えています。
準備万端、ですね。
お疲れさまです。
カメラの使い方、少しはスキルアップ出来たでしょうか?
また練習しに来てくださいね〜。😄
お昼はいつものお店でゴーヤチャンプルーを頂きました。
《お知らせ》
8月12日水曜日、お休みいただきます!